「精神障害をもつ人のための 親なき後に備える」を読んで…①
発行:認定特定非営利活動法人 地域精神保健福祉機構 (コンボ)
副題に「みんなの知恵と経験を集めた本 」
「精神疾患のある人 そのご家族 専門職の人たちが書きました」
「家族で親なき後のことを話し合うためのヒントのリスト付き」とあります。
前書では共同代表理事の宇田川健さんが、
私は当事者の一人として「親なき後のことは今の問題」として考えておかなければいけないと思っています。
また親なき後のことは親だけに任せることではありません。……
この本を一人で読むだけで終わらせず、当事者、家族、関係者のみんながそれぞれに読んで、話し合ってほしいのです。
親の立場、兄弟姉妹の立場、当事者の立場、支援者の立場の人たちが、今のうちに話し合うことで、悩みや不安が共有でき、突破口を見つけてほしいと思い、この「親なき後に備える」を出版するに至りました。
とあります。
親がなくなった方達の体験談、親なき後で困ったこと、親なき後に備えて私がしていること、
どうしたら生活力がつきますか?という質問に対する応答、お金のやりくりができるでしょうか? という質問に対する応答、親なき後のさびしさが不安ですという質問に対する応答が記載されています。
きっと色々な場面で助けになる良本と思います。
ご一読をお勧めします。